理想の鼻先を実現するための、構造的アプローチ
鼻中隔延長術(びちゅうかくえんちょうじゅつ)は、鼻先の形を根本から改善したい方に適した高度な美容外科手術です。
鼻先の高さ・長さ・角度・支持力を調整し、顔全体とのバランスを整えることを目的としています。
鼻中隔とは、左右の鼻腔を隔てる「仕切り」にあたる部分で、主に軟骨と骨で構成されています。鼻の中央を支える「柱」のような役割を果たしており、鼻の形や安定性に深く関係しています。
この手術では、自家軟骨(耳介軟骨や肋軟骨など)を移植して鼻中隔を延長し、以下のような効果が得られます:
鼻先をシャープに高くしたい
短くて丸い鼻(いわゆる「団子鼻」)を整えたい
鼻先が上を向いている(アップノーズ)状態を改善したい
過去の手術や外傷による鼻先の変形を再建したい
鼻先の支持力を高め、呼吸を補助したい
顔全体の印象を左右する「鼻先」の形状を、立体的かつ長期的に安定した形でデザインすることができるのが、この術式の最大の特徴です。
鼻中隔延長術では主に以下の軟骨を用います:
鼻中隔軟骨(鼻の内部から採取。量が限られるが自然な支持力)
耳介軟骨(耳の後ろから採取。形を整えやすく傷も目立ちにくい)
肋軟骨(胸から採取。強度と量に優れるがやや侵襲的)
患者様の鼻の状態や希望に応じて、最適な軟骨を選択します。当院では長期成績を検討してきた結果、肋軟骨による延長術を第一選択としています。
高度な手術であるため、以下のようなリスクが伴います:
軟骨の吸収・湾曲による形状の変化
鼻先の硬さ・違和感
感染・腫れ・瘢痕
再手術が必要となる場合も
当院ではこれらのリスクを最小限に抑えるため、術前の診察・3Dシミュレーションを丁寧に行い、経験豊富な医師が手術を担当いたします。
鼻中隔延長術は、美容目的はもちろん、再建や機能改善にも有効な手術です。特にアジア人に多い「鼻先の低さ」「短さ」を改善する手段として、国内外で広く行われています。
美しさと機能性を両立させた、オーダーメイドの治療をご提案いたします。
ご興味のある方は、まずはカウンセリングでお気軽にご相談ください。