鼻中隔延長はしない方がいい？オープン法・クローズ法の違いも解説

「鼻先を高くしたい」「鼻の穴の目立ちを改善したい」という方におすすめの『鼻中隔延長』。鼻中隔延長とひとくちに言ってもオープン法とクローズ法があり、それぞれメリット・デメリットが存在します。後悔のない選択をするためには、アプローチ方法やダウンタイムについてしっかり理解しておくことが大切。施術を検討している方は、本記事をぜひご一読ください。

鼻中隔延長とは 

出典：PIXTA

鼻中隔延長とは、鼻中隔部分に移植軟骨を継ぎ足して鼻中隔を延長し、鼻の長さや角度を整える施術のこと。鼻先を高くしたり鼻先を前方や下方に伸ばしたりすることで、正面から見た際の鼻の穴が目立ちにくくなり、アップノーズや豚鼻の改善効果が見込めます。

＼鼻中隔延長はこんな方におすすめ／

• アップノーズや豚鼻に悩んでいる 

• 鼻の穴が正面から見て見えやすい 

• 鼻先を下方向に伸ばしたい

• 鼻先を高くしたい 

• 鼻が短い 

• 鼻の下が長く見える

鼻中隔延長で使用する軟骨

鼻中隔延長では、主に以下の軟骨を使用します。 

• 耳介軟骨 

• 鼻中隔軟骨 

• 肋軟骨 

耳介軟骨

耳介軟骨を使用する際は耳の裏から採取します。採取部位の負担が少なく、傷跡も目立ちにくいのが魅力。骨化の心配がなく細工もしやすいので多くのクリニックで採用しています。

一方、耳介軟骨は柔らかいため、鼻先の形状が安定しにくい場合もあるのが懸念点。耳介軟骨を2枚重ねにして対応することもあります。

鼻中隔軟骨

鼻の内部にある鼻中隔軟骨を使用するメリットは、より自然な仕上がりが期待できること。鼻の傷のみで済むため、ダウンタイムを比較的短縮できるのもうれしいポイントです。

ただし、必要な長さを確保しづらい一面も。十分に採取できない場合は、耳介軟骨や肋軟骨を併用する必要があります。

肋軟骨

必要な量を確保しやすい肋軟骨。その他の軟骨と比較して強度があり厚みも出せるため、鼻先をしっかりと支えられます。

ただし、肋軟骨を使用する場合は胸に傷跡が残るので要注意。施術時の負担が大きくダウンタイムも長引く傾向にあるため、慎重に検討するようにしましょう。

併用可能な鼻整形

• 鼻尖形成：鼻先を細くシャープに整える 

• プロテーゼ挿入：鼻筋を通して鼻を高くする 

• 鼻翼縮小：小鼻の幅や鼻の穴の大きさを小さくする 

• 鼻柱下降：鼻柱を下げて鼻のバランスを整える

• 鼻孔縁形成：鼻孔縁を下に下げて鼻の穴を目立たなくする

• 鼻骨骨切り：鼻の幅を狭めて鼻筋を細くする 

鼻中隔延長と上記の施術を併用することで、鼻先の形や鼻の高さなど複数の要素を整えられ、より理想とする鼻の形に近づけられます。一度に済ませることで施術回数を減らせるだけでなく、ダウンタイムも短縮できるのが特筆すべき点。

ただし、組み合わせ方は鼻の形状や状態によっても異なります。医師とよく話し合い、適切なプランを練るようにしましょう。

オープン法とクローズ法の違い 

鼻中隔延長の施術方法は、主に「オープン法」と「クローズ法」の2種類。術後の仕上がりや経過について理解するためにも、それぞれの違いを抑えておきましょう。

オープン法

鼻柱を切開して行う施術がオープン法。主に鼻中隔軟骨や肋軟骨を採取する場合など、より正確な操作が必要な際に適用します。

クローズ法よりも軟骨の挿入が容易で、細かくデザインを調整できるのが美点。ただし、外部から見える部分を切開するため、傷跡が目立つ可能性もあります。

クローズ法

鼻の穴の内部のみを切開する施術がクローズ法です。鼻柱を切開しないため、傷跡が外部から目立たず、ダウンタイムも比較的短いのがうれしいポイント。

ただし、正確なデザインが難しいためお勧めしていません。加えて、鼻の穴が小さすぎると施術が難しい場合もあるのが懸念点。

鼻中隔延長の施術方法とアフターケア 

【オープン法の場合】

1.  鼻柱を切開する

2. 鼻翼軟骨の間を左右へ剥離して鼻中隔軟骨を露出させる 

3. 採取した軟骨を鼻中隔軟骨の上に継ぎ足して鼻先を延長する 

4. 左右から軟骨で挟み込み、糸で固定 する

5. 鼻翼軟骨を引き上げて閉じる

6. 皮膚を閉じて鼻先の鼻の中を縫合する 

鼻中隔延長には全身麻酔または静脈麻酔を用いることが多いため、術中の痛みは少なく済みます。術後の痛みについては個人差がありますが、処方される痛み止めでコントロールできるでしょう。

なお、術後は鼻の固定と腫れや内出血を防ぐために固定具を装着。おおよそ1週間後に抜糸を行います。しばらくは鼻に負担がかかる行為は避けるのが賢明。

鼻中隔延長のダウンタイム 

出典：PIXTA

鼻中隔延長のダウンタイムは個人差があるものの、痛みや熱感のピークは術後2～3日程度。腫れや内出血は1～2週間も経過すれば次第に治まります。移植した軟骨が組織に馴染んで安定するまでに要する期間は3～6カ月程度が目安。

仕上がりの満足度を高めるためにも、術後1カ月程度は飲酒・激しい運動・サウナなど血行促進を促す行為は避けるのがおすすめです。あわせて、顔のマッサージやうつ伏せ寝、眼鏡やサングラスの長時間使用は控えるのがベター。

鼻中隔延長の主な症例 

出典：公式HP

【施術内容】

• 鼻中隔延長 肋軟骨 

• 鼻翼基部細片肋軟骨移植

大きな構造変化を叶えるため、上記の施術で鼻先にしっかりとした支持力を提供。鼻筋が通ることで顔に立体感が生まれ、よりシャープで洗練された印象を演出できるようになります。

出典：公式HP

【施術内容】

• 他院鼻中隔延長修正（肋軟骨） 

• 他院鼻尖修正 

• 隆鼻（自家組織） 

• 鼻骨骨切り幅寄せ

• 鼻翼基部肋軟骨移植 

他院修正を目的に来院された患者様。鼻柱が後退し、鼻翼基部の低さもあったため、肋軟骨による鼻中隔延長修正を筆頭に上記の施術を施しました。

結果として中顔面に立体感が生まれ、顔全体が華やかな印象に。初回よりもよい結果を出せるよう、当院では適切な治療の提供と万全のアフターケア体制で対応します。

当院の魅力

当院のモットーは、”無駄のない施術で理想の仕上がりを目指す”こと。安全で効果的な治療の提供とダウンタイムの軽減にこだわっています。また、患者様とのコミュニケーションを大切にし、納得いただいてから施術を進めることも徹底。不要な提案は行いません。

鼻整形においては多く手掛けており、初回から修正まで幅広く対応。あなたのライフパートナーとして、より活動的な人生を歩む助けになれるよう努めます。

鼻中隔延長の料金 

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• 鼻中隔延長 鼻中隔軟骨＋耳介軟骨（鼻尖形成術含む）：962,500円（税込）

• 鼻中隔延長 肋軟骨移植（鼻尖形成術含む）：1,182,500円（税込）

• LeFortⅠ骨切り術・保険による鼻中隔矯正術後の延長術：＋110,000円（税込）

• 他院鼻中隔延長修正 肋軟骨を使用してさらに延ばす：1,210,000円（税込）

• 他院鼻中隔延長修正 延長軟骨除去・耳介軟骨による補強：880,000円（税込） 

当院の鼻中隔延長における料金は上記の通り。モニター様も募集しているので、興味のある方は気軽にご相談ください。

鼻中隔延長で失敗しないためのポイント 

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鼻中隔延長で失敗しないためには、知見があり、実績豊富な医師を選ぶことが大切。カウンセリングで擦り合わせを綿密に行い、不自然な仕上がりを回避するためにも自然な範囲での延長を検討しましょう。

あわせて、伴うリスクについても留意し、術後のケアを適切に行うことが重要。

鼻中隔延長に関する質問 

鼻中隔延長のメリットは？

A. 鼻だけでなく顔全体の印象も変えられるのが鼻中隔延長の最大の魅力です。

鼻中隔延長のメリットは、鼻先の高さや角度を調整することでアップノーズや豚鼻の改善が見込めること。同時にEラインが整うことで顔全体のバランスがよくなり、洗練された印象を与えられるのも魅力です。

あわせて、自家組織を使用するため長期に自然な仕上がりが期待できます。効果が半永久的に持続するのも人気の理由です。

鼻中隔延長のデメリットは？

A. 鼻中隔延長は移植した軟骨が歪んだり浮き出たりする可能性があることと、ダウンタイムが比較的長いといった懸念点があります。

鼻中隔延長で移植した軟骨が将来的に歪んだり、浮き出てしまうリスクも0ではありません。また、稀に術後鼻詰まりが残るケースもあります。

なお、術後1週間程度はギブスやテーピングで固定するため、ある程度まとまった休みが必要になるのも注意点。

鼻中隔延長で鼻が曲がる確率は？

A. 鼻中隔延長で鼻が曲がる確率は、医師の技量に依存します

鼻中隔延長は、移植した軟骨が定着しないこと、鼻中隔軟骨に負荷がかかりすぎることなどが原因で、将来的に鼻が曲がってしまう恐れがあります。個人差や術式などによっても異なりますが、ある程度のリスクが伴うことを理解しておくことが大切。

万が一鼻が曲がってしまった場合は、再施術を検討するのも一案です。当院のデータでは修正を必要とする曲がりの確率は１％程度となっています。

鼻中隔延長を受けるとキスができなくなるって本当？

A. 鼻中隔延長を受けてもキスは可能。ただし、デザインが完成するまでは鼻先に刺激を与えないよう配慮する必要があります。

鼻中隔延長で移植した軟骨が組織に馴染んで安定するまでは、6カ月程度時間を要します。術後もキスすることはできますが、しばらくは鼻先に過度な刺激を与えないよう、パートナーに協力してもらうのがおすすめ。

鼻中隔延長と鼻尖形成の違いは？

A. 鼻中隔延長と鼻尖形成の違いは、鼻のどの部分をどのように変化させるかにあり、施術における目的も異なります。

鼻中隔延長は、鼻の土台となる鼻中隔軟骨を延長して鼻先の高さや角度を調整します。アップノーズや豚鼻の改善に有効で、同時に顔のバランスも整えられるのが魅力。

一方、鼻尖形成は、鼻先の軟骨である鼻翼軟骨を調整して鼻先の高さや幅、向きなどを整えます。より自然な仕上がりになるのが利点で、団子鼻にお悩みの方におすすめ。

鼻中隔延長における10年後の変化は？

A. 稀に鼻先や鼻の形の変化、鼻呼吸のしにくさなどを感じる場合があります。

鼻中隔延長後、経年劣化によって鼻先の形状が変わったり鼻全体が曲がったりする恐れがあります。また、皮膚の菲薄化により移植した軟骨が浮き出る場合や鼻呼吸が困難になるケースも。

これらは至って稀な事例のため必要以上に心配することはありませんが、10年後も安定した状態を保てるよう、施術前に医師とよく話し合い、適切な治療を受けるようにしましょう。

修正地獄からの卒業！鼻中隔延長はグリシーヌクリニック

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鼻先のバランスを整え、華やかな顔立ちを演出してくれる鼻中隔延長。ただし、施術の難易度が高いことから、修正手術を繰り返す、いわゆる「修正地獄」に陥る方も少なくありません。術後の後悔を防ぐためには、信頼できる医師のもとで無理のない施術を受けることが重要。

当院では、事前に入念なシミュレーションを行い、患者様の希望に近づけるよう最大限努めます。鼻の形状でお悩みの方は、カウンセリングだけでもお気軽にご相談ください。