日本人に多い、アップノーズや豚鼻と呼ばれる鼻の形状。『鼻中隔延長』を行うことで、このような状態を改善し、鼻の形を美しく整えることができます。本記事では、鼻中隔延長における施術方法や症例を紹介。メリット・デメリットについても解説するのでぜひ、参考にしてみてください。
出典:PIXTA
「アップノーズ」とは、鼻先が上を向いている状態を指します。主に、鼻中隔軟骨や鼻筋が短いことが原因で、日本人に比較的多くみられるのが特徴。正面から見たときに鼻の穴が目立ちやすく、別名「豚鼻」と呼ばれることもあります。
ただし、近年はアップノーズが流行っており、とくにかわいらしい印象を与える韓国風アップノーズが人気。人中が短く、童顔な方に似合う傾向にあり、美容整形でわざとアップノーズを作る方もいます。
鼻の形は人によって好みが分かれるため、アップノーズが魅力のひとつになるかコンプレックスになるかは人それぞれ。鼻の高さや顔全体のバランスを見て、理想的な鼻の形を追求するのが賢明です。
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アップノーズをコンプレックスに感じているなら『鼻中隔延長』がおすすめ。鼻中隔延長とは、鼻先を長くしたり角度を下向きにしたりする施術のことです。鼻の穴の視覚的な印象をシャープに整え、アップノーズや豚鼻を改善する効果に期待が持てるのがよい点。
具体的には、元々ある鼻中隔軟骨に別の軟骨を移植して長さを出します。鼻尖形成やプロテーゼなどそのほかの鼻整形と比較して、変化と仕上がりのバランスがよいのが魅力。基本的には半永久的に効果が持続するとされており、10年後も自然で美しい鼻先を形成することができます。
鼻中隔延長はデザインの調整がしやすいのが強み。鼻先を下向きに整えて豚鼻の改善、鼻先を高くして団子鼻の改善、やや上向きに引き上げればアップノーズも形成でき、鷲鼻の改善効果も見込めます。患者様の希望に沿った仕上がりを叶えやすいのがメリット。
\鼻中隔延長がおすすめな人/
鼻先が上を向いている
正面から見て鼻の穴が目立つ
鼻が短い
鼻の下が長く見える
バランスがよくスマートな鼻に憧れる
鼻尖形成:鼻先を細くシャープに整える
プロテーゼ挿入:鼻筋を通して鼻を高くする
小鼻の幅や鼻の穴の大きさを小さくする
鼻柱を下げて鼻のバランスを整える
鼻孔縁を下に下げて鼻の穴を目立たなくする
鼻中隔延長は上記の鼻整形と組み合わせることが可能。併用することで、より理想的な鼻の形に近づけることができます。カウンセリング時に希望を伝えて、適切な施術方法を提案してもらうようにしましょう。
【オープン法の場合】
鼻柱を切開する
鼻翼軟骨の間を左右へ剥離して鼻中隔軟骨を露出させる
採取した軟骨を鼻中隔軟骨の上に継ぎ足して鼻中隔を延長する
左右から鼻翼軟骨で挟み込み、糸で固定
皮膚を閉じて鼻先の鼻の中を縫合する
鼻中隔延長では、主に自身の鼻中隔軟骨や耳介軟骨、肋軟骨などの一部を使用します。自家組織を用いるため、人工物に対するアレルギー反応のリスクが低く、自然な仕上がりを期待できるのが美点。
施術時間は通常2~3時間程度です。比較的長時間の施術になるため、静脈麻酔あるいは全身麻酔がほとんど。
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鼻中隔延長は「オープン法」で行います。クローズ法でも可能ではありますがしっかりとした効果を得るにはオープン法が適しています。
鼻中隔延長のオープン法は、鼻柱を切開して鼻先を高くします。視野の確保ができるためより正確なデザインや修正が可能で、理想的な鼻の形を形成しやすいのがメリット。
切開部分が外部から見えてしまう懸念点もありますが、一般的には術後数カ月程度で目立たなくなります。
傷跡が目立ちにくい利点がありますが、オープン法と比較して軟骨移植の挿入が難しく正確な効果を出すのが難しい傾向にもあるので、施術は慎重に検討するのがおすすめ。
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鼻中隔延長で鼻先を下に飛ばすことで鼻の穴が目立ちにくくなり、アップノーズや豚鼻を改善できるのがよい点。また、鼻先を高くすることでEラインが整い、顔全体のバランスがよくなる相乗効果も見込めます。シャープで洗練された顔立ちを演出したい方に適しています。
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鼻中隔延長のみならず、美容整形にはある程度のダウンタイムがあります。腫れ・内出血・痛みなどの副作用が生じたり、まれに感染症や炎症が起こったりするリスクも伴うのが注意点。
なお、鼻中隔延長は施術の難易度が比較的高い傾向にあります。「鼻が長くなりすぎる」「左右非対称になる」などして修正手術を繰り返す、いわゆる修正地獄に陥るケースも。術後の後悔を防ぐためにも、施術の仕組みと効果、起こりうるトラブルを理解して、信頼できる医師に相談することが大切です。
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鼻中隔延長の施術の流れを紹介します。当院では、患者様一人ひとりに親身に向き合い、適切な治療を提案。個々の美しさを最大限に引き出します。
まずはカウンセリングで理想の鼻の形をしっかり伝えましょう。メリットのみならずデメリットや術後の経過、合併症などのリスクについても説明してもらうことが重要。
当院では、不要な施術の提案は決して行わず、安全で効果的な治療を目指します。不安点を払拭し、納得したうえで施術に臨むことが大切。
医師との最終確認を行った後、麻酔がしっかり効いてから施術を開始します。当院では豊富な知見と実績を誇る医師が担当。患者様が納得できる仕上がりを目指すとともに、ダウンタイムの軽減にもこだわります。
術後は鼻の内側に炎症を抑えるストローとガーゼを挿入。鼻全体にギブスを装着して鼻を固定します。痛みは処方される痛み止めでコントロールできる程度。術後1週間を目安に抜糸を行います。
なお、洗顔・シャワーは翌日から(患部はお湯で流す程度)、メイクは抜糸後から可能。違和感があれば速やかにご相談ください。
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鼻中隔延長のダウンタイムについては個人差があるものの、週間~3週間程度が一般的。起こりうる腫れ・内出血・痛み・赤みは次第に落ち着きます。回復を促すためにも術後はなるべく安静に過ごし、1カ月程度は飲酒・喫煙・激しい運動を避けるようにしましょう。
なお、デザインの完成時期は、術後3カ月~半年程度が目安。医師の指示に従い、症状の進行や変化を観察するようにしましょう。
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当院の鼻中隔延長における料金は以下の通りです。
鼻中隔延長 鼻中隔軟骨+耳介軟骨(鼻尖形成術含む):962,500円(税込)
鼻中隔延長 肋軟骨移植(鼻尖形成術含む):1,182,500円(税込)
LeFortⅠ骨切り術・保険による鼻中隔矯正術後の延長術:+110,000円(税込)
他院鼻中隔延長修正 肋軟骨を使用してさらに延ばす:1,210,000円(税込)
他院鼻中隔延長修正 延長軟骨除去・耳介軟骨による補強:880,000円(税込)
モニター様も募集中。適応の術式や割引率などはカウンセリング時に医師が判断します。
出典:公式HP
【施術内容】
鼻中隔延長 肋軟骨
鼻翼基部細片肋軟骨移植
出典:公式HP
【施術内容】
他院(海外)鼻中隔延長後修正/肋軟骨による延長修正(低くしながら下向きに)
出典:公式HP
【施術内容】
他院鼻中隔延長後肋軟骨による再延長
鼻孔縁形成(内側)
鼻孔縁切除(外側)
鼻翼縮小外側
いずれも小鼻と鼻先の関係がよい、バランスのとれた仕上がりを目指しました。
当院では初回・修正を問わず患者様の希望に沿うプランニングを徹底。シミュレーションによる術後形態の擦り合わせを入念に行ってから施術を施します。
同時にアフターケア体制も万全に整え、不安を軽減できるよう配慮。抱えている悩みを改善し、より輝ける未来への一歩を後押しします。
A. 主に鼻筋の長さと鼻先の角度に違いがあります。
アップノーズと豚鼻はどちらも上向きの鼻の状態を指しますが、やや特徴が異なります。アップノーズは鼻筋が長く鼻の穴がさほど目立ちません。一方豚鼻は、鼻先が強く上向きで鼻筋も短いため、鼻の穴が見えやすい傾向にあります。ただ両者を同じように使うこともあります。
A. 鼻整形で意図せずアップノーズになってしまう可能性も0ではありません。
鼻整形により希望せずアップノーズになってしまう恐れもあります。例えば、鼻尖形成の際に鼻翼軟骨の縫合方法や位置によって鼻先が上向きになる、鼻中隔延長においても鼻先を高くしすぎることでアップノーズに見えてしまう場合があります。術後の経過観察の後、満足がいかない際は修正手術を受けるのもひとつの手。
A. 術式にもよりますが、一般的に術後半年も経てば傷跡はほとんど目立ちません。
鼻中隔延長の傷跡は個人差があるものの、半年も経てば自然と薄くなります。経過観察後も傷跡が気になる場合は医師に相談し、適切な処置を受けるようにしましょう。
A. 経験豊富な医師に依頼することが大切。無理な延長を避けることも重要です。
鼻中隔延長は鼻だけでなく、顔全体のバランスを考慮してデザインすることが大切。美的センスに長け、最適な治療を提供してくれる医師を選ぶようにしましょう。
また、過度に延長してしまうと鼻中隔が曲がったり軟骨が浮き出たりする恐れがあります。不自然な外観に悩まされる恐れもあるため、無理のない適度な延長に留めるのが賢明です。
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鼻中隔延長は、鼻の形だけでなく顔全体の印象も大きく変えられる魅力的な施術です。ただし、リスクも考慮する必要があるため慎重に検討することが大切。
当院では、患者様一人ひとりが抱えるコンプレックスに寄り添い、最適な治療を提案します。まずはカウンセリングだけでも気軽にご相談ください。